Costume Designer Ellen Mirojnick on Finding the Essence of ‘Oppenheimer’ (Exclusive)

A.FRAMEの記事

『オッペンハイマー』の衣装デザイナー、エレン・ミロニックのインタビュー記事。 ロバートに関する部分のみ訳しました。

Q:ロバート・ダウニー・Jr.とは以前にも仕事をしたことがありますね。ルイス・ストローズに命を吹き込むために彼と再びコラボするのはどんな感じでしたか?

A:ロバートとは32年前に『チャーリー』で一緒に仕事をしたことがあり、『チャーリー』の時はロバートにトランプ(の衣装)を作ったんです。ロバートに着せて、彼の動きを見て、数秒のうちにロバート・ダウニー・Jr.がチャーリー・チャップリンにフェードインして、トランプになるのを見ました。 ロバートがクリスやエマ(・トーマス)、私と一緒にフィッティングに入ったとき、スーツを着て、シャツを着て、ネクタイを締めて、眼鏡をかけたとたん、スクリーンの向こうから出てきたんですけど、全く同じ感覚でした。 全身に鳥肌が立ちました。ロバートはもうそこにはいなかったんです。彼はルイス・ストローズだったんです。ある意味、いつも涙が出ます。というのも、俳優が実際にそのキャラクターになりきるのを見るのは、本当に感動的な反応だから。 ストローズのために、私たちは彼の服に小さなイースターエッグとなる美しいモノグラムを作りました。シャツにも、ハンカチにも、スーツの内側にも。しかし、生地選びとルイスのデザインで素晴らしかったのは、彼がモノクロで撮影されることでした。モノクロで撮影したフィルムは、5分後にはカラーで撮影できるようにしなければならなかったんです。だから、モノクロで服を作るときに使うようなトリックはありませんでした。私たちはグレースケールの範囲内にある布地を見て、iPhoneのモノクロフィルターを使って、何が読み取れて、何が読み取れないかをチェックしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました