推しを追いかけてNY一人旅Day2②

“McNeal”初回鑑賞。

こちらが、この後、毎日通ることになる、コロンバス・サークル。

歩くこと10分少々。(ホテルから徒歩で20分とGoggle Mapで言われましたが、私が歩くのが早いので、実際10分少々で着きました)。

リンカーン・センター・シアターに到着!

その奥にあるのが、“McNeal”が上演されている、ヴィヴィアン・ボーモンド・シアターです。

そこらかしこにロバートおじさん!

否応がなしに、テンションが上がる!!

張り切りすぎて、開演1時間以上前に到着。

まずは、こちらのタンブラーを確保。McNealカクテルなども選べたんですが、酔っ払ってはいけないので、コーヒーにしました。もちろん、happy Coffeeです。(しかも寒いのに、アイスのキャラメルコーヒー)

上演30分前になり、開場。本日のお席は、ステージ向かって左手の最前列!

思っていたより近い!!

近い!

あまりに近すぎて、上演中、悶絶死するのではと、上演前からある意味不安。

そしてついに、19時すぎ、開演・・・・・・・・・。

(以下、”McNeal”の大雑把なネタバレ含みます)


iPhoneの画面を模したスクリーンに、ジェイコブ・マクニールが打ち込んでいる文字が表示されスタート。

「今年のノーベル文学賞を受賞するのは?」という問いに対しA .I.は「将来を予測するのはできかねぬ」と。それでもジェイコブは食い下がり「今年のノーベル賞をジェイコブ・マクニールが受賞するには?」と問いかけ、A.I.が答えている間に幕が開き、ロバート・ダウニー・Jr.が登場

登場した瞬間から、本当にオーラというか、雰囲気が言葉に言い表せないくらい凄くて、30年(以上)越しの大好きな俳優さんの登場に、この時点で感動しまくりでした。

公式動画より

舞台はまず、ジェイコブが病院で診察を受けているシーンからスタート。肝臓がんで治療中なのに、飲酒がやめられないジェイコブに、医師は飲酒をやめないなら余命3ヶ月だと告げる。適当にあしらうジェイコブは、おそらく本来なら鼻持ちならない野郎なはずなんですが、ロバートが演じるジェイコブは、節々で軽快なジョークを挟んできたりと、とにかくチャーミング。最初の一言二言で、観客は一気にロバート演じるジェイコブ・マクニールに引き込まれます。(最初のA.I.とのやり取りだけでも、会場の雰囲気はロバートの演技に引き込まれていたように思います)。

公式より拝借

医師とやりとりしているとジェイコブの電話が鳴ります。スウェーデンからの電話だと知ると、「出てくれ!俺はここにいないと言ってくれ!」と、医師に告げるジェイコブ。どっちが出るかと揉めているうちに電話は切れ、2人で「あぁ・・」と沈んでいると、また電話が。電話に出た医師に、ジェスチャーで用件を聞けと告げるジェイコブ。が、医師は「ちょうど戻ってきました」と電話をジェイコブに渡す。意を決し、カッコつけて電話に出るも保留になっており、もう一度出ると、ノーベル文学賞を受賞したという一報。

公式動画より

喜び勇んでジェイコブはスキップしながら(スキップはその日によってしたりしなかったりしてました)舞台から一度退出。

そしてノーベル賞授賞式のシーン。ロバートが着替える間も、マクニールの作品を紹介し、授賞式の観客を映し、ステージ袖から登壇するジェイコブの様子をスクリーンに写し…と、常に物語が進行しているように見せていました。ちなみに、マクニールの著書で、こちらのロバートの若かりし頃の写真が表紙に使われていました。

授賞式のスピーチで、ジェイコブはA.I.の危惧について解きます。マイクを握ってステージをウロウロ歩き回ったりするんですが、いつも授賞式でスピーチしているロバートのように、すごく自然なんですよね。この日はちょうど真横だったんで、スピーチ中に片足あげてぶらぶらさせていたのもバッチリ見えました。

公式動画より

スピーチを終え退出しながら、ジェイコブはA.I.に次のプロジェクトに取り掛かるよう指示します。シェイクスピアなどの作品を解析して、マクニールの作風にしろと。つまり、盗作ですね。

舞台は変わり、マクニールの担当エージェントが登場。

公式より拝借

エージェント役のマーティンさん、本当にお芝居が上手でした。登場シーンから「エリック、エリックエリック…」と電話相手の名前を巻き舌風に連呼しているので、大爆笑です。(そして日に日に連呼数がパワーアップしていて、ロバートが本気で笑いを堪えている日もありました)。ロバートとの掛け合いも非常にテンポ良く面白く、何度も笑いが起きていました。

公式動画より

NYTの取材を受けるとか、新刊の校正とかそういう話を大雑把にいうとこのシーンではするんですが、ロバートが登場する時は、その日によって芝居が違っていました。(棚の陰に隠れたり、エージェントにむかってボクシングポーズをしたり、本を選ぶふりをしたり…)。このシーンは5回鑑賞のうち、アドリブも若干あったのかなぁと。前のNYTの記者と寝たのかとエージェントに聞かれ、肯定するジェイコブに、「ジェイコブ!私はエージェントなのよ!」と叫ぶシーンは、ロバートの表情もあって、大爆笑。

あと、新人アシスタント役の方も可愛らしかったです。「ありがとう」と礼を言うジェイコブに「とんでもないです、マクニールさん」と言うと、ジェイコブがカッコつけて「ジェイコブと呼んでくれ」なんて言うんですよね。で、エージェントが止める(笑)。この辺はまだ楽しいんですよ。途中でジェイコブがやけに陽気に歌い出し、エージェントが「まだ薬飲んでるの?」と聞いたりと、楽しいシーンが多いんです。

次のシーンはジェイコブの家に息子がやってくるシーン。あまり行き来がない父と息子。最初はまだ普通の会話ですが、だんだんと暗雲が立ち込めてきます。

公式より拝借

自分の体験を小説に使われたりと、父親らしいことをしてこなかったジェイコブに苛立ち始める息子。母親の自殺も父親にあると責め、そして亡き母親のプロットを父親は利用し、自分の小説として発表していることをバラすと言い出す息子。

公式動画より

その息子に、ジェイコブは「お前の母親は思っているような聖人ではないんだ!」と、亡き妻の日記を息子の前で読み始める。そこに書かれていたのは、15歳の息子と妻がキスをし…云々ということ。息子に日記を渡し、ジェイコブは机の上にあった薬を酒と一緒に大量に飲み干し、現実とは思えない世界にトリップ…。

ここの息子とのシーンは、喜怒哀楽全ての感情をロバートはぶつけてきたし、その感情の表現が凄まじくて、本当にすごいの一言です。

公式動画より

ここでデジタルダウニー登場。亡き妻からジェイコブ自身に姿を変えたA .I.は、ジェイコブを追い詰めるような言葉を次々と投げかけます。次第に追い詰められるジェイコブは、苦しみます。

公式動画より

そして気づけば、NYTの記者のインタビューを自室で受けているシーンに。それまで人前では炭酸水を飲んでいたジェイコブは、酒のボトルを煽り続けます。次第に酔っ払っていくジェイコブを演じるロバートの演技も、本当に見応えあり!

公式動画より
公式動画より

インタビュー中に、ジェイコブは、ワインスタインはすごい奴だと言い始めたりします。途中でエージェントが様子を見にきますが、飲み物を取ってくるという彼女の背中に、ある日は猫のように引っ掻く真似をしたり、何もしなかったり、最終日にはエージェントの袖を噛んでから猫みたいに引っ掻く真似をしてました(笑)。あと、酒の瓶の口を吹いて鳴らして遊んでました。

公式から拝借

完全に酔っ払ってるジェイコブに記者は言います。「何か隠しているって分かってるから」と。

そして場面は、公園のシーンへ。マクニールの新刊を呼んでいる女性は、元NYTの記者で、ジェイコブの元カノ。

公式より拝借

偶然の再会に「寂しかった」とジェイコブ。だけど妻がある身ながら不倫していたジェイコブに怒る元カノ。

公式動画より

しかも自分のことを本のネタにしていることなどに対しても怒りが収まらない。

公式動画より

このシーン、最初は現実世界なんですよね。で、ジェイコブが反論し始めるあたりから、妄想と現実が入り混じってくる。(現実と妄想の世界は、照明の色合いが違う)

公式から拝借

追い詰めらるジェイコブ。

公式動画より

最後には元カノが妻に見え、自ら銃の引き金を引く妄想を見たジェイコブは、A.I.に自殺についてのプロットを書かせ、A.I.(デジタルダウニー)はジェイコブを見据え「そろそろ潮時だ」と言い放つ。

公式動画より

完全に追い詰められたジェイコブが書斎で倒れこむように寝ていると、エージェントがやってくる。

公式動画より

倒れているジェイコブを心配しかけよるエージェント。公園での妄想では「もう辞める」と言われたのに目の前にいるエージェントに「あなたのエスプレッソマシーンが好きだから」と笑いを誘うエージェント。

一方、表紙を飾ったNYT誌には、先日の酔っ払いながら受けたインタビューが掲載されている。

公式動画より

精神的にも追い詰められ、全てが露呈し始めた今、ジェイコブは助けを求める。「助けて」と泣きそうなジェイコブに、「あなたには助けが必要」と医者を呼ぼうとするエージェントは、シンクに散らばる大量の薬と、プリンターが印刷した文書に気づく。「スイス・クリニック byジェイコブ・マクニール」と書かれたその文書、つまり新刊に「2日で書いた。GTPが」と、A.I.に書かせたことをエージェントに告げるジェイコブ。そして今までの本も全てそうだったこと、そればかりか、盗作、著作権侵害などオンパレードであることも。

公式動画より

「あなたには助けが必要」と再度告げたエージェントと共に、ジェイコブもステージから引っ込む。

そして舞台には白い窓が降りてきて、落とされた照明の中、ジェイコブが現れる。窓に足をかけたジェイコブは、そのまま窓から身を投げる…。(この「窓から飛び降りる」シナリオも、前述のデジタルダウニーのセリフにあります)

と、通路に照明が当たり、そこにはロバート…いえ、ジェイコブの姿が。さっき身を投げたのもジェイコブ。通路に立っているのもジェイコブ。困惑する観客を眺めたジェイコブは、舞台の端に座り、スマホに打ち込み始める。『何が現実で非現実なのか、困惑する観客に向けて、「テンペスト」風に最後の挨拶を』と。そしてA.I.が打ち出した文章をジェイコブが読み上げて終了。(ちなみに最後のセリフはスクリーンに映し出されていたので、覚えて帰ろうと思ってたんですが、ずっとロバートに見惚れていた&4、5回目になると「あぁぁぁ…終わってしまう…」となっていましたので、覚えてません…)

公式動画より

と、ジェイコブ・マクニールという作家は、最初から最後まである意味A.I.にコントロールされた男であったという感じなんです。しかも、女好きで関係にだらしなく、アル中でワインスタインを尊敬していると仄めかしたりする、下手すりゃ嫌な奴なので、嫌われてもいいくらいなのに、ロバートがとってもチャーミングに演じたおかげで、愛すべきキャラクターになっていたのも、何度も観たいと思わせるステージになった要因かと思います。

ちなみに、身を投げたジェイコブ、1回目は完全に脳が騙されていて、ロバートだと思い込んでいたんですが、2回目以降はよく見ると、全然ロバートではない(笑)。で、窓枠に足をかける前あたりで、通路からそっとロバートがやってきてました。3回目はその通路の真横に座ってたんで、ロバート真横!ガン見!!!キャー!!!!!これがロバートの匂い!!!って感じでしたし、それ以降はずっと通路しか見てませんでした。

そして、カーテンコールへ。

今日は真横すぎて、ロバートはほぼ映ってませんでした。(動画を直に貼れなかったので、IGに投稿したものを貼っておきます)

が、本当にロバート・ダウニー・Jr.という役者は、演技が上手い!人を惹きつける魅力満載ですし、これがオスカー俳優の演技なのかという凄まじい演技を間近で思う存分堪能させて頂きました。

再接近時は、1mもない距離で、RDJが演技してるんですよ!飛び散る唾も、ジャケットに付いている糸か髪の毛も分かるレベルの近さ。途中ホロリと流した涙が床に落ちるところまでしっかり見えました。

短い時間に喜怒哀楽全てのジェイコブ・マクニールを体現し、そしてあの力強く魅力的で引き込まれる目力に卒倒。 笑いあり涙ありのあっという間の1時間40分でしたし、贅沢にも、もっと見ていたいと思う舞台でした。

舞台の演出的にも、見どころ満載でした。ロバートはほぼ出っ放しなんですが、例えば衣装変えで引っ込んだりする時も、映像だったり、例のデジタルダウニーだったりと何かしらの形で登場していたので、そういう意味でも目を離させない、演出も上手い作品だなぁと。

あと、これは最前列で細かいところまでよく見えたから気づいたんですが、本や手帳、雑誌に日記など、様々な小道具が登場しますけど、開いた時に文書が見えたし、マクニール特集雑誌もちゃんと作り込んであリました。

横からだと、正面から見えないところ…例えば後ろに組んだ手や、机に座った時の足とか見えるんですが、ロバートは座ってる時に内股になってて、ちょっと可愛かったです。「ふふんっ」という表情も、可愛かったです。いや、ずっと可愛いとカッコいいしかなかったんですけど。

という感じで、最前列でロバートの圧巻の演技と熱気を(飛び散る唾と汗と共に)浴びまくって、あっという間に初回鑑賞は終わってしまいました。初回だけで完全に腑抜け状態です。

腑抜け状態の中、この日はマグカップと、

マグネットを買いました。雨が降っているので、ポスターは断念。明日以降で購入します。

鑑賞後、アンケートが来ました。おすすめ度は?と言われたので、「10」とつけておきました。

と、2日目は、ロバート・ダウニー・Jr.満喫な日になりました。

本日の移動距離

移動距離14Km(Google Mapのタイムラインより)

21713歩

タイトルとURLをコピーしました