"The Prestige"感想
2007.06.09 Saturday | 映画 > The Prestige(6月公開)
最後の最後まで大どんでん返し。冒頭に監督が「ネタバレ厳禁」って言ってますが、これは絶対にネタバレ厳禁!初見のときはあえて何も見ちゃいけない!と思い、原作も読まず、ヒューインタビュー記事のメイキングも見ず、真っ白な状態で行きましたが、それが大正解でした。>2回目3回目は、本読んで行きます。あれは結末知ってると、楽しさ半減。
↓以下、ネタバレ
↓以下、ネタバレ
まぁ、大概、アンジャー(ヒュー)の新・瞬間移動のタネは、デビット・ボウイ演じるテスラがどれだけ実験してるんだよ、あれだけあったら気づくだろなくらい増殖したシルクハット見た瞬間、クローンな自分を冒頭のように水槽で殺してしまえなネタ(あれって本体とクローン、どっちが死んでいってたんでしょーか…。アンジャーの口ぶりじゃぁ、クローンっぽいけど、うっかり間違って…とかなかったのかが謎。)ってピンときましたし、コールドロウ卿がアンジャーだってこともだんだん分かっちゃいましたが、まさかボーデンがファロンが双子だったネタは最後まで気づきませんでした。確かに、言われてみれば常に二人は一人状態で、やったら引っ付いてましたが、なんせアンジャーの方ばかり見ていたもので、ボーデンの身辺なんてまったくノーマーク状態だったんですよ…、トホホ。まさに究極の大どんでん返し。(最緒にアンジャー殺しに来たボーデンって、どっちのボーデンなのかも謎。)
どーしてもファン心理的に、ヒュー演じるアンジャーに肩入れして見てしまうんで、ベール演じるボーデンに対しては、「てめぇアンジャー嫁殺しといて、マジックはできないけど、娘と幸せに暮らしましたとさ的エンディングにもちこんでんだよー!」と思ってしまうわけで…。アンジャー散々ですよ…。嫁は失い、ボーデンの幸せそうな家族の絵をうっかり見てしまい、そっくりサンには図に乗られ、やとったアシスタントにはスパイさせたつもりが向こう側につかれ、マジックのためにかごの中の鳥を殺すように、クローンな自分まで殺しまくり…。が、ヒュー、最初はボーデン役だったが、アンジャーを熱望してアンジャーになったという話聞きましたが、大正解ですねぇ。カリスマ性がありザ・エンターテイナーな”偉大なダントン”アンジャーは、ヒューにハマり役。飲んだくれなルートな演技もなぜかムヒャーとときめいてしまいました。X3の撮影後だったからでしょーか、もはやお約束の、明らかに奇術師らしからぬ割れた腹筋も披露してくれちゃってますし。
結局のところ、最初は嫁の敵討ちだったが、だんだんボーデンに大して執着心を持つようになり、ついには破滅してしまうアンジャー(『マシンの前に立つのはどれほど恐ろしいか。だが、観客の驚く顔が見たかった』なんて死に際に男前なコメントをかましてくれてますが、このあたりのくだり、「ギャー!アンジェー死んじまうよー(泣)ゥゥゥ。ヒゲヒューイもやっぱりステキ♪」…と、あらぬ方向にちょい妄想していたもので、ボーデンのセリフ、ほとんど覚えていない有様…)と、奇術のために自分の人生を偽って生きているボーデンの2人のプロフェッショナルな男の話…って締めですか…。
謎だらけのこの映画、途中にラストシーンの伏線が多く張られてるので、2回目にこそ気づくこと多そうです。
邦題が「イリュージョンVS」なんて最初ついてましたが、「イリュージョニスト」って映画があるから、タイトルかぶってるじゃん…と思ってたら、しれっと「プレステージ」に変わってて、原作の「奇術師」も本ジャケがポスター版に変わった瞬間「プレステージ」にタイトル変更になってるし、米国じゃぁすでにDVD出てるせいか、だれも関係者来日せず、某マジシャンがPRしてて、パンフレットにも登場しちゃってる映画です。
ということで、2回目行ってきました。
まさに、”どっちのボーデンでショー!”。今出てるのがどっちのボーデンかずーっっと考えながら見てしまってました。>微妙に表情が違いますね。1回目のときはラスト生き残りボーデンがどっちかまったくスルーして見てたんですが、ちゃんとセリフで「僕がサラ、(死んだ)彼がオリビア」て出てきてたんですねー。気づかなかった…紛らわしいなんて思ってスマン、ボーデン…。>いかにアンジャーしか見てなかったかってことで…。
それにしてもアンジャー切ない…うっかり涙出てしまいましたよ…トホホ…。そういえば、アンジャーって、嫁生存時は下町の若造みたいな格好してたけど、嫁死後はボーデンよりも格段イイ格好してるんですね>さすが貴族。。それでも、酔いどれルートくんはやっぱりカワイイですが。
まぁ、展開しってるんで、今回は超落ち着いて見れたわけですが、冒頭からネタバレオンパレードな映画だったんですね…。ボーデンも「俺しかできない誰にもマネできないネタがある」とか「片割れは…」連発ですし、最初はかごの中の鳥も殺せないアンジャーも「マジックのためには手を汚さないと」とカッターに言われてますし。どっちのアンジャーが水槽ドボンだったのかも、”ルートが拍手を浴びて自分は舞台の下”からして、実はコピーが延々生き残ってたっぽいし…。
今回は原作読んでったんですが、映画と原作って、全然違いますねー。ボーデンのトリックタネ(双子)が一緒なくらいで、アンジャーのネタは微妙に違いますし。死んだの最初の子供ですし。嫁生きてますし。しかも最期看取ってますし。どっちかっていうと、最初に仕掛けたのはボーデンですし…。映画ではコピーでしたが、原作ではマジ転送。それをボーデンが邪魔して、うっかり全部転送できなくってプレステージ(片割れ)が誕生して、本体の方はガンで病死。片割れがボーデン脅しに行ったらその後ボーデンはショック死?。で、死んだ本体と片割れが一緒になって…その後がよく分からんかったんですが、あれって結局アンジャーは生きてるってことなんでしょーか??そもそも邦訳するとき、アンジャーは「エンジャー」でよかったんじゃないのか…。
どーしてもファン心理的に、ヒュー演じるアンジャーに肩入れして見てしまうんで、ベール演じるボーデンに対しては、「てめぇアンジャー嫁殺しといて、マジックはできないけど、娘と幸せに暮らしましたとさ的エンディングにもちこんでんだよー!」と思ってしまうわけで…。アンジャー散々ですよ…。嫁は失い、ボーデンの幸せそうな家族の絵をうっかり見てしまい、そっくりサンには図に乗られ、やとったアシスタントにはスパイさせたつもりが向こう側につかれ、マジックのためにかごの中の鳥を殺すように、クローンな自分まで殺しまくり…。が、ヒュー、最初はボーデン役だったが、アンジャーを熱望してアンジャーになったという話聞きましたが、大正解ですねぇ。カリスマ性がありザ・エンターテイナーな”偉大なダントン”アンジャーは、ヒューにハマり役。飲んだくれなルートな演技もなぜかムヒャーとときめいてしまいました。X3の撮影後だったからでしょーか、もはやお約束の、明らかに奇術師らしからぬ割れた腹筋も披露してくれちゃってますし。
結局のところ、最初は嫁の敵討ちだったが、だんだんボーデンに大して執着心を持つようになり、ついには破滅してしまうアンジャー(『マシンの前に立つのはどれほど恐ろしいか。だが、観客の驚く顔が見たかった』なんて死に際に男前なコメントをかましてくれてますが、このあたりのくだり、「ギャー!アンジェー死んじまうよー(泣)ゥゥゥ。ヒゲヒューイもやっぱりステキ♪」…と、あらぬ方向にちょい妄想していたもので、ボーデンのセリフ、ほとんど覚えていない有様…)と、奇術のために自分の人生を偽って生きているボーデンの2人のプロフェッショナルな男の話…って締めですか…。
謎だらけのこの映画、途中にラストシーンの伏線が多く張られてるので、2回目にこそ気づくこと多そうです。
邦題が「イリュージョンVS」なんて最初ついてましたが、「イリュージョニスト」って映画があるから、タイトルかぶってるじゃん…と思ってたら、しれっと「プレステージ」に変わってて、原作の「奇術師」も本ジャケがポスター版に変わった瞬間「プレステージ」にタイトル変更になってるし、米国じゃぁすでにDVD出てるせいか、だれも関係者来日せず、某マジシャンがPRしてて、パンフレットにも登場しちゃってる映画です。
ということで、2回目行ってきました。
まさに、”どっちのボーデンでショー!”。今出てるのがどっちのボーデンかずーっっと考えながら見てしまってました。>微妙に表情が違いますね。1回目のときはラスト生き残りボーデンがどっちかまったくスルーして見てたんですが、ちゃんとセリフで「僕がサラ、(死んだ)彼がオリビア」て出てきてたんですねー。気づかなかった…紛らわしいなんて思ってスマン、ボーデン…。>いかにアンジャーしか見てなかったかってことで…。
それにしてもアンジャー切ない…うっかり涙出てしまいましたよ…トホホ…。そういえば、アンジャーって、嫁生存時は下町の若造みたいな格好してたけど、嫁死後はボーデンよりも格段イイ格好してるんですね>さすが貴族。。それでも、酔いどれルートくんはやっぱりカワイイですが。
まぁ、展開しってるんで、今回は超落ち着いて見れたわけですが、冒頭からネタバレオンパレードな映画だったんですね…。ボーデンも「俺しかできない誰にもマネできないネタがある」とか「片割れは…」連発ですし、最初はかごの中の鳥も殺せないアンジャーも「マジックのためには手を汚さないと」とカッターに言われてますし。どっちのアンジャーが水槽ドボンだったのかも、”ルートが拍手を浴びて自分は舞台の下”からして、実はコピーが延々生き残ってたっぽいし…。
今回は原作読んでったんですが、映画と原作って、全然違いますねー。ボーデンのトリックタネ(双子)が一緒なくらいで、アンジャーのネタは微妙に違いますし。死んだの最初の子供ですし。嫁生きてますし。しかも最期看取ってますし。どっちかっていうと、最初に仕掛けたのはボーデンですし…。映画ではコピーでしたが、原作ではマジ転送。それをボーデンが邪魔して、うっかり全部転送できなくってプレステージ(片割れ)が誕生して、本体の方はガンで病死。片割れがボーデン脅しに行ったらその後ボーデンはショック死?。で、死んだ本体と片割れが一緒になって…その後がよく分からんかったんですが、あれって結局アンジャーは生きてるってことなんでしょーか??そもそも邦訳するとき、アンジャーは「エンジャー」でよかったんじゃないのか…。
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